Longines Longines caliber 22A ロンジン ラウンドケース スモールセコンド ロンジン初自動巻き ワズワース(Wadsworth)製ケース Cal,22A 1950年
ロンジン ラウンドケース スモールセコンド ロンジン初自動巻き Cal,22A 1950年
ロンジンは1832年に創業し、スイス時計業界で自社製造・一貫生産を特徴とする伝統的なブランドとして高く評価されています。特に、英国軍への時計納入や世界大戦における軍用時計の開発に携わったことから、信頼性の高いブランドとしての地位を確立しています。また、1927年にはチャールズ・リンドバーグによる大西洋単独無着陸飛行や極地探検に協力し、数々の歴史的な冒険を支え続けてきました。
ロンジン キャリバー「22A」
1945年、ロンジンはその技術の粋を集め、初の自動巻きムーブメント「キャリバー22A」を発表しました。当時、ロレックスが特許を保有していたため、多くのメーカーは全回転式の自動巻きムーブメントの開発が困難でした。しかし、ロンジンは独自の技術を駆使して特許の制約を回避し、双方向巻き上げ機構を搭載した画期的なムーブメント「Cal.22A」をわずか2年で完成させたのです。このムーブメントは、1945年6月に特許(CH251175A)を取得し、さらに11月には衝撃吸収システムに関する特許(CH254577A)も登録され、耐久性と信頼性が強化されています。
Cal.22Aは、当時主流であった「ハーフローター」式ではなく、より高度な「全回転式自動巻き」機構を採用し、ロンジンの技術革新を象徴する存在でした。このムーブメントは、同社の誇りであり、精密さと耐久性を両立するものでした。以後7年間、ロンジンの唯一の自動巻きムーブメントとして位置づけられ、のちに「Cal.19AS」へと進化を遂げました。
このように、ロンジンはスイス時計業界における革新的なリーダーとして、精密な技術と大胆な発想で業界の制約を克服し、高品質な時計を生み出し続けています。
ロンジン キャリバー「22A」ムーブメントの仕様
ブランド:ロンジン
キャリバー番号:22A(22 A)、別名22L(22 L)も使用
ムーブメントタイプ:自動巻き機械式
ムーブメントの製造:インハウス(自社製造)
サイズ:直径28.8mm、厚さ5.7mm
振動数:18,000振動/時
リフトアングル:46度
パワーリザーブ:36時間
巻き上げ方向:双方向巻き上げ
手巻き機能:あり
耐衝撃装置:あり
テンプホイール:ウェイト付きスクリュー式
レギュレーター:あり
針数:2~3針(小秒針のないモデルも存在)
機能:中央時針、中央分針、小秒針(小秒針なしのモデルも一部あり)
ハック機能:あり
製造国:スイス
コンディション
ケース 細かなスレキズはございますが、目立つ大きなキズはございません。
裏フタに少線キズあり
10K金張り素材
文字盤 少汚れございますが大きな汚れはございません。リダン文字盤
ベルト 尾錠純正 ベルトに使用感あり
ロンジンの歴史の中でとても重要なモデルの一つです。
ロンジン初自動巻きムーブメント、Wadswarth Watch Case Co(ワズワース社)35mmケース、たくさんの歴史を感じられる一品です。
ときばかり 文京区千駄木の店舗にてご覧可能です。
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店舗は、予約制、不定休となっておりますので一度ご連絡頂けますと幸いです。